稲葉監督 オリックス・山本由伸に期待「先発も中も、抑えもと考えている」

[ 2019年10月2日 05:30 ]

侍ジャパン28選手発表

メンバー発表をする稲葉監督(撮影・西尾 大助)
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 稲葉監督の秘策ともいえる一手がオリックスの山本由伸だ。自身初タイトルとなるパ・リーグ最優秀防御率を獲得した21歳右腕について「山本選手は先発も中も、抑えもと考えている」と明言。両リーグセーブ王の山崎、松井と左右両輪をそろえた上で、抑えでの起用法も探るつもりだ。

 東京五輪は登録選手枠が24人と少ない。そのため代表では所属チームと別のポジションを任せる可能性も高い。そこでクローズアップされたのが山本だ。昨季はリリーフとしてリーグ2位の36ホールドポイント。今季から先発に転向し、20試合で防御率1・95。万能ぶりを見せており、ジョーカーとしての役割を期待したようだ。

 「国際大会は初めてですし、楽しみです。日本のトップチームとして選んで頂いたので、しっかりと自分らしい投球で、勝利に貢献できるように頑張りたい」。3月のメキシコとの強化試合以来となる代表戦に、山本も腕をぶす。150キロを超える直球に、カットボール、ツーシームを織り交ぜる投球はパ・リーグの猛者を苦しめた。世界にその名が知れ渡る日は近そうだ。

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