阪神 5位転落 期待の高橋遥が3連続KO 最短で21日にCS進出の可能性消滅

[ 2019年9月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―8ヤクルト ( 2019年9月19日    甲子園 )

完封負けで5位に転落した阪神・矢野監督(中央) (撮影・奥 調)
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 粘っていた23歳に5回2死から悪夢が待っていた。阪神・高橋遥は広岡に右中間二塁打されると伏兵の塩見にプロ1号2ランを中堅右へ叩き込まれた。動揺を隠せず山田哲に四球を与えた後、バレンティンに左中間へ特大33号2ランを浴び試合を決められた。

 「思い切って投げたボールを打ち返された。相手の打者の方が上だった。上だったと思うけど(前の)大事な2試合を打たれ、今日も打たれて、力不足と言うだけじゃものすごく無責任。チームにも使ってくれた人にもファンにも申し訳ない」

 3戦連続KOで9敗目という結果を、気丈に受け止めた。前半戦は勝ち星にこそ恵まれなかったが安定感抜群。7月終了までの10試合で防御率2・02を誇った。それが、今月6日の広島戦で自己最短の4回6失点でKOされると、12日のヤクルト戦でも4回8失点。雪辱を期したこの日も5回5失点で返り討ちにされた。

 先発ローテーションで回るのは初めて。新人だった昨季も金本前監督に高い素質を認められながら肩の筋力の弱さもあり登板間隔を空けて使われていた。「先週のヤクルト戦よりは自分の中でも球は行っていた。負けちゃいけないと思って投げていたんですが」。経験したことがない疲労を味わっているはずだが、言い訳はしない。厳しい現実から目をそらさず、必死で試練に立ち向かっている。

 未来のエースと期待する矢野監督も我慢の起用を続ける。「壁というか。疲れも出てくる。打者も自分の投球や球筋、いろんなことが分かってくる中で、どうしていくかというのは誰もが通る道やから」。

 今季14度目の零敗で、中日が勝ったため7月20日以来の5位転落。最短であす21日にCS進出の可能性が消滅する。「期待に応えられていないというのは悔しい。残りの試合で返せるように」と指揮官も必死に前を向いた。チームも、高橋遥自身も、この1敗を忘れず、どれだけ糧にできるかが問われる。
(山添 晴治)

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