DeNA今永5時間半通勤もへっちゃら!巨人との直接対決へ「しっかり準備できた」

[ 2019年9月10日 05:30 ]

ブルペンで投球練習するDeNA・今永
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 DeNAは10日から4ゲーム差で追う巨人との3連戦(横浜)を迎える。負けるか引き分けで巨人に優勝へのマジックナンバーが点灯する、負けられない3番勝負。初戦に先発する今永昇太投手(26)は、台風15号の影響で横須賀市内の新2軍施設「DOCK」まで5時間半以上かかる大ハプニングに見舞われたが、ブルペン投球を行うなど決戦への準備を整えた。

 午後1時40分。「DOCK」に到着し、愛車から降りてきた今永の表情には疲労の色がにじんでいた。「ヤバいっしょ…。こんな渋滞初めてですよ」。この日は午前10時から先発投手練習が予定され、午前8時5分に自宅を出発したが、5時間半以上が過ぎていた。

 巨人戦に備え、8日までの中日3連戦の名古屋遠征には行かなかった今永。この日午前に名古屋から横浜に戻ったチームとは別で、交通機関のトラブルとは無縁なはずだった。しかし、台風15号の影響で、高速道路が封鎖されていたため一般道を通ったが、渋滞で動かない。普段は40分弱の道のりが果てしなく遠く「何回か発狂しそうになりました。トイレも我慢しました」と大打撃を受けた。

 それでも「しっかり準備できました」と自信を持って調整を完了した。練習は到着者から順次行ったため平良、井納はすでに終えており、今永は誰もいない室内練習場のブルペンで40球の投球練習。中8日を空けて1、2位の直接対決初戦を託されたエースは「意味は分かっている。3連勝しないといけないし、初戦を勝つことは最低条件」と語気を強めた。

 今季巨人戦は2勝2敗だが、8月に入って2戦2勝。残り13試合の中で、巨人との直接対決は6試合が残されている。「一波乱起こすには、全勝するくらいじゃないと。僕がその先陣を切りたい」。13勝と防御率2・38のリーグ2冠のエースが、大逆転優勝への希望をつなぐ。 (町田 利衣)

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