U18侍 オーストラリアに3安打で敗れ終戦 主将・坂下は涙「キャプテンとして何もできなかった」

[ 2019年9月7日 16:16 ]

第29回WBSC U18ワールドカップ   日本1―4オーストラリア ( 2019年9月7日    韓国・機張 )

<U18日本・オーストラリア>9回2死一、三塁、遠藤(左)が空振り三振に倒れ、オーストラリアに敗戦、ぼう然とする佐々木(中央)らナイン(撮影・島崎忠彦)
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 「第29回WBSC U18(18歳以下)ワールドカップ」が7日、韓国・機張(キジャン)でスーパーラウンド第3戦が行われ、高校日本代表は1―4でオーストラリア代表に敗戦。決勝戦進出が完全に消滅し、3位決定戦にも進むことができずに終戦となり、4大会ぶりにメダルを逃した。

 6日の韓国戦に敗れ、自力での決勝戦進出が消滅していた日本。決勝戦へ進出するには、この日のオーストラリア戦に勝利し、米国が韓国に、台湾がカナダにそれぞれ敗れることが必須条件となっていた。

 絶対に負けられない日本だったが、2回に4失点すると打線が反撃できず、わずか3安打で敗戦。得点は、初回の4番・石川(3年=東邦)の一ゴロの間に入れた1点のみに終わった。今大会、チームを引っ張ってきた主将・坂下(智弁学園)は試合後に「ミスもあって、攻撃でも何もできなくて、悪いところが全部出た。日本らしくできなかった」と振り返った。

 これで、スーパーラウンドでの対戦成績が2勝3敗(1次ラウンドでの対戦結果も含む)となり、3位決定戦にも駒を進めることができなかった。主将は「日の丸を背負って、戦っていこうという中で日本の皆さんに良い報告がしたかった。期待に応えることができず、本当に申し訳ない気持ち。キャプテンとして何もできなかった」と肩を落とした。

 それでも、日本を代表する高校球児が集結し、世界の舞台で戦うことができた。坂下は「こうして、最高の仲間と最高の野球ができて、その中で自分がキャプテンをやらせていただいた。本当に、こういう経験は二度とない、今後に生かしていきたい」と目に涙を浮かべながら語った。

 最後は「(今大会で)悔しい思いをしたし、迷惑もかけた。この大会を忘れずに今後も頑張っていきたい」と話し、次の野球人生へ向けて前を見据えた。

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