【芝草宇宙の目】変わる「背番号1」の概念 指導者が先入観を捨てないと選手がつぶれてしまう

[ 2019年8月20日 07:38 ]

仙台育英の大栄
Photo By スポニチ

 【芝草宇宙の目】令和時代の高校野球は、「背番号1」の概念も変わってくるのではないか。最近では、地方大会でもエースを先発に立てないチームが増えてきた。事前情報が豊富に入手できる昨今は、狙い球を明確に絞り、監督からはより割り切った指示が出されるケースが多く、それがビッグイニングにつながる。対応策として、一番信頼できる投手を、大量失点を防ぎたい場面や流れを変える役割として起用する大胆な作戦も出てきた。今大会では、仙台育英のエース大栄君の起用法が象徴的だった。

 球数制限の議論下では、力のある投手を複数そろえられない公立校などのチームには不利だという声もある。しかし、指導者が意識を変えて、投手を複数つくらなければ選手はつぶれてしまう。指導者が先入観を捨てることが大事。野手に投げさせたら、意外に良い変化球を持っていたりすることもある。それだけで十分に戦力になるし、1人の投手の負担も減らせるのではないか。(帝京のエースとして春夏3度の甲子園出場。元日本ハムスカウト)

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2019年8月20日のニュース