ダイヤモンドバックス・平野 自身も球団も再契約に前向きだが…

[ 2019年7月11日 02:30 ]

【プレスα(ニック・ピエコロ)】ダイヤモンドバックスで2年目のシーズンを送っている平野は、チームメートとの関係も良好だし、トーリ・ロブロ監督の信頼も厚い。アリゾナに居を構えて2人の子供を地元の学校に通わせ、日常生活にも満足しているようだ。普通なら、すんなり契約更新となるのだろうが、大リーグではそう単純にはいかない。

 まずはトレードの可能性。2年契約の平野はシーズンが終わればFAになる。ダ軍は前半戦46勝45敗で、ワイルドカードでのプレーオフ出場の可能性を残している。しかし、この2枠は8球団でだんごレースの様相。マイク・ヘーゼンGMは「月末にどうなっているかは分からない」と言う。プレーオフを諦め、平野のようなベテランを放出してしまうかもしれない。

 昨季は防御率2・44だったが、今季は4・09と悪化している。しかし、ジャレド・ポーターGM補佐は「今季も内容は悪くない」と擁護。「不運な当たりで失点しているが、ここぞという場面で三振を取れる。余計な四球を出すこともあったが、大事な場面で起用できる投手に変わりはない」と評価する。打球速度などのデータで見ても、昨季とさほど変わらない。平野自身も「そんなに大きく違うとは思わない」とした上で「ただ、去年より難しい試合が多かったのは確か」と語った。

 球団の情報筋によると、ダ軍は平野との再契約に興味は持っているそうだ。平野も「子供たちも学校生活が楽しいようだし、ここに残れれば、家族にとっても良い住環境を維持できる」と前向き。残留は十分にあるように思える。とはいえ、平野が後半戦に快投を続け、FA選手としての価値が大きく跳ね上がれば、また状況は変わる。数週間後、数カ月後どうなっているか分からないのが、このビジネスなのである。(アリゾナ・リパブリック紙ダイヤモンドバックス担当=構成・奥田 秀樹) 

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