阪神・守屋、好救援でプロ初勝利 勝負の5年目「気持ちで負けたくない」

[ 2019年5月16日 06:10 ]

セ・リーグ   阪神13―8巨人 ( 2019年5月15日    東京D )

プロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手にはにかむ守屋(撮影・北條 貴史)
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 信念は曲げない。力の限り腕を振り、傾きかけた流れを引き戻した。15日の巨人戦。乱打戦を制した立役者は阪神・守屋だった。

 「(流れのことを)考えると気持ちが先走ってしまう。冷静に抑える気持ちでいけた」

 4回、先発・岩田が1点差に迫られ、なお2死一塁の場面で出番がやってきた。相手に畳みかけられそうな場面で代打・重信を遊ゴロ。「気持ちで負けたくない。腕を振ることができた」と5回も丸、岡本をともに直球で連続三振に斬るなど1回1/3を無失点に封じた。矢野監督も「守屋が頑張ってくれたのがポイント」と分岐点に挙げて称賛。殊勲の右腕へのご褒美は、待望のプロ初勝利だった。

 プロ5年目。背水の決意は行動になって表れた。昨年、通っている整骨院が同じだった巨人・田原と合同自主トレを敢行。今年1月も自ら頼み込んで2年連続で故郷・倉敷で約2週間、みっちり汗を流した。「田原さんは中継ぎで実績もありますし、学ぶことは本当に多かった。自分も今年が勝負の年だと思っているので、何かきっかけにしたかった」

 先輩の持ち球であるカーブを習得しただけでなく、視線で打者に内外角を意識させて幻惑させる投球術など、両手で抱えてもあふれるほどの収穫を持ち帰ってきた。田原もベンチ入りした「伝統の一戦」で成長した姿を見せることができた。

 ウイニングボールはドリスから受け取り、そっとバッグにしまった。昨年、2軍で起用し続けてくれた矢野監督にも最高の形で恩返しできたが「まだ足りないと思う。シーズンが終わった時に力になれたと思えるように」と結んだ。守屋の躍進は始まったばかりだ。(遠藤 礼)

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