DeNA東、復活1勝 昨季新人王に笑顔戻った「波に乗っていければ」

[ 2019年5月16日 05:45 ]

セ・リーグ   DeNA8―2中日 ( 2019年5月15日    横浜 )

力投するDeNA先発の東(撮影・久冨木 修)
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 帰ってきた。本拠地のお立ち台で、DeNA・東の頬が緩んだ。復帰2戦目で手にした今季初勝利。「正直、ホッとしています。ここから本調子に戻って波に乗って行ければ」と安どの息をついた。

 制球よくコーナーを突いた。3回1死一、二塁から平田に先制打を浴びたが、昨季打率・667と苦手にしたビシエドを内角直球で中飛。最少失点で切り抜けると、逆転劇が待っていた。「守備や攻撃、いろいろな人のおかげでこの勝利がある」と感謝した。

 11勝で新人王に輝いた昨季終了後、左肘に違和感を覚えた。1月にも再び感じ、停滞が続いた。「じん帯にも骨にも、炎症も疲労骨折もない」と原因か分からず不安を覚えた。キャンプは2軍スタート。同下旬にブルペン投球を再開し、3月下旬に実戦復帰と段階を踏んできた。

 それでも今季初登板となった6日の巨人戦はいずれも自己最悪の3回8失点KO。力みを取るため、胸の前で構えていたグラブの位置を「リリースの時だけ力を入れられるように」と、へその前に変えた。ブルペンではベース板の前に布を敷き、球の軌道をイメージして投球練習を行った。6回4安打1失点と好投したこの日だが「直球が荒れる部分があるのが修正ポイント」と高みを見据えた。

 チームの連敗を2で止め、借金を10に戻した。ファンが待ち望んだ東の復活。ハマスタ史上最多3万2056人の温かい拍手が、左腕を包み込んだ。(町田 利衣)

 ≪母に約束記念球≫東は母・由紀さん(50)との約束も果たした。12日は母の日。カーネーションを贈ろうと思ったが、由紀さんから「野球に集中して」と言われ「次の試合に勝って勝利球を渡そう」と心に決めた。誓い通りに手にした記念球。大事そうに握りしめて、球場を後にした。

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