西武・今井が令和初完封 20歳ラス投で散発3安打「達成感ある」

[ 2019年5月6日 06:04 ]

パ・リーグ   西武4―0楽天 ( 2019年5月5日    メットライフD )

レフトスタンドに向かってどすこいポーズをする(左からライナ、)秋山、今井、山川、レオ(撮影・篠原岳夫)
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 マウンドへ駆け寄る野手に脱帽して一礼し、握手する姿が初々しかった。9日に21歳となる西武・今井が散発3安打でプロ初完封。20歳最終登板に、12球団で令和一番乗りのシャットアウトだ。

 「いつもより達成感があります。自分でも最後までいくつもりでした。シーズン中盤は中継ぎに頼るけど序盤は若手が頑張らないと」。過去は最長7回しか経験していない右腕が胸を張った。

 前日4安打していた1番・茂木を徹底マークした。「1、2、3で直球を狙ってくる。だから1、2球目はチェンジアップで」。4打数1安打に封じた。変化球でカウントを稼ぎ体力も温存。最速153キロを記録した右腕は、9回1死、ウィーラーには149キロを投じ、空振り三振に仕留めるなど余力十分の130球だった。

 元来、投球始動時に右膝が外(二塁ベース方向)に流れる悪癖があり、スムーズな体重移動ができなかった。昨年は、プレートの踏み方を改良。それまでの軸足(右足)のかかとを本塁方向にずらして置く「ハの字」から、プレートと平行に軸足を置く形に修正。しかし「矯正したことで右太腿外側にストレスがかかっていた」と球団トレーナーは明かす。今季は再び「ハの字」に戻した。入団してからの一貫した下半身強化も実り、ハの字に足を置いても、癖は出なくなった。

 左足を上げた際に一度、顔を三塁側へ向けるフォーム改造にも取り組んだ。リリース時にこれまで両目で捕手を見ていたが、左目だけに切り替え、体の開きが抑えられた。「開きがなくなった分、抜けたスライダーも少なくなった」と今井。自身3連勝でハーラートップタイの4勝目。足元に目線も変え、好結果を生んでいる。

 「こどもの日」のメットライフには3万278人が集結した。「たくさんの子供たちが見に来てくれてうれしい」。令和のエース候補は大きく手を振った。 (伊藤 幸男)

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