巨人・坂本、起死回生同点打 4時間22分ドロー「負けないことも大事」

[ 2019年5月6日 06:14 ]

セ・リーグ   巨人3―3広島 ( 2019年5月5日    マツダ )

9回1死二塁、坂本勇は同点タイムリーを放つ(撮影・森沢裕)
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 頼れる主将が執念の一打を放った。1点を追う9回1死二塁。巨人・坂本勇が広島の守護神・中崎の内角高め直球を詰まりながら左前へ。土壇場で延長戦に持ち込む同点打だ。

 チームは今季初の引き分けで、延長戦は17年から13戦連続で白星なしとなったが、価値あるドローだ。12回1死満塁のサヨナラのピンチでは、今季初登板の田口をマウンドで鼓舞した。「負けられない一戦だったので、打ててよかった。最後はみんなでしっかり守れた。勝つことが一番ですけれど、今日みたいな展開で負けないことも大事」と今季チーム最長4時間22分の熱戦を振り返った。

 敵地とはいえ、球場に足を運んでくれた子供たちに3連戦3連敗を見せるわけにはいかなかった。3回にはセ4万9997号となる左中間への10号ソロ。11年連続の2桁本塁打を達成した。2安打1四球で開幕からの連続出塁を31試合とし、長嶋茂雄の記録にあと1試合、王貞治の球団記録に2試合に迫った。前日には練習中に外野グラウンドでボールにサイン。過去には打撃練習中に折れたバットにサインをして、子供にプレゼントするなど、少年少女を大切にする思いをバットに込めた。

 原監督も「同点に持ち込んだところに意義がある」と坂本勇の働きに目を細めた。前日、開幕から続けてきた坂本勇、丸の並びを初めて離したが、この日は1番に増田大を入れ、再び、2番・坂本勇、3番・丸とした。指揮官も動いた。

 死闘を終えたナインは、予定より1時間10分遅らせた飛行機に乗り込み東京へ戻った。ゴールデンウイーク最後となる6日のDeNA戦(横浜)で連敗脱出を懸ける。 (青森 正宣)

○…坂本勇(巨)が今季10号。09年から11年連続11度目の2桁本塁打となった。連続2桁本塁打の球団記録は王の21年だが、坂本勇は松井の10年を抜き高橋由と並ぶ5位タイに浮上した。開幕からは31試合連続出塁を継続中。セで開幕からの最多連続試合出塁は97年金本(広)の35試合だが、巨人で31試合以上は77年王33試合、64年長嶋32試合と2人。今日のDeNA戦で出塁すれば長嶋に並ぶ球団2位タイとなるがどうか。

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