楽天・福井 移籍後初勝利!チーム連勝で単独首位浮上

[ 2019年4月11日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7-5西武 ( 2019年4月10日    メットライフD )

松井から笑顔でウイニングボールを受け取る福井(左)(撮影・篠原岳夫)
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 ポーカーフェースに、少しだけ笑みが浮かんだ。楽天のユニホームで初めてのヒーローインタビュー。楽天・福井は落ち着いた口調で、移籍2度目の先発での初勝利を振り返った。

 「うれしいです。久しぶりなので。勝つのは難しいと思っているし、ゲームをつくれたというのが一番よかった」

 粘り強く投げ抜いた。1―0の3回1死二、三塁から源田の投安で同点。秋山の二ゴロの間に勝ち越しを許したが、走者を出しながらも決定打を許さなかった。6回を投げ3者凡退は1度のみ。それでも2回1死一、二塁では栗山を遊ゴロ併殺打。4回1死一塁ではけん制でアウトを奪った。冷静にイニングを積み重ね6回5安打2失点。打線の援護もあり広島時代の17年4月26日の巨人戦(マツダ)以来となる2年ぶりの白星を手にした。

 昨年11月29日、広島からトレード移籍が決まった。新天地での再スタートをひそかに支えた人がいた。トレード決定の数日後、楽天の石井一久GMの元に広島・松田元オーナーから手紙が届いた。「人見知りなところはあるけど、一生懸命に練習する子なのでよろしくお願いします」。新天地で再び輝くため平石監督らが懸命にサポートする裏には、8年間所属した選手を送り出す異例の推薦状があった。

 チームは 17年8月14日以来の首位に浮上した。「トレードで来て、今は楽しく野球ができている。1年目なので何も分からない新人のつもり。相手も分からないだろうし、僕も怖くない」。昨季リーグ王者からの初勝利は福井にとっても今季の飛躍を感じさせるものとなった。(春川 英樹)

 ≪西武戦は初登板初勝利≫福井(楽)が今季2試合目で移籍後初勝利をマークした。西武戦は初登板初勝利。楽天に移籍した選手の初年度最多勝利は17年の岸(西武からFA)の8勝だが、上回ることができるか。

 ◆福井 優也(ふくい・ゆうや)1988年(昭63)2月8日生まれ、岡山県出身の31歳。済美2年時の04年センバツではエースとして初出場初優勝。05年高校生ドラフトで巨人に4巡目指名を受けたが、拒否して浪人の末、早大進学。斎藤佑樹(現日本ハム)、大石達也(現西武)らと4年時は神宮大会優勝。10年ドラフト1位で広島に入団。昨年11月に菊池保との交換トレードで楽天に移籍。1メートル78、85キロ。右投げ右打ち。

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