阪神・梅野、志願の戦列復帰 左足薬指骨折も「甘えていられない」

[ 2019年4月5日 05:55 ]

鳴尾浜で練習を行った梅野
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 阪神は4月4日の巨人戦(東京ドーム)に1―10で敗れてカード3連敗を喫した。深刻な得点力不足を露呈する中、5日の広島戦(マツダ)から「左足薬指の骨折」を負う梅野隆太郎捕手(27)が戦線復帰する。

 梅野は2日の巨人戦で内野安打を放った際に一塁ベース付近で転倒して負傷。3日に帰阪し、この日の午前中にチームドクターの診断を受けた。結果は『左足薬指の骨折』―。扇の要が痛恨の離脱かと思われたが、治療を行いながらの試合出場は可能な状態とのこと。そしてなにより、本人の強い意志があって5日からチームに合流することが決まった。

 まさに“鉄人魂”だ。骨折診断を受けた数時間後には戦闘態勢に入っていた。鳴尾浜球場の室内練習場で約25分。ティー打撃、マシン打撃、キャッチボールで汗を流し、力強い言葉まで発した。

 「昨日、今日とチームに迷惑をかけていますし、ベストとは言わないけど、自分がやれることをしっかりやる。今までやってきたモノを無駄にしたくない気持ちはあるし、チームとして自分はやらなきゃいけない立場。甘えてはいられない」

 昨季はゴールデン・グラブ賞を獲り、今季は開幕から負傷する4試合目まで先発マスク。正真正銘の正捕手になろうとしている梅野が離脱となればチームへのダメージは計り知れなかっただけに、矢野監督は胸をなで下ろした。

 「開幕からずっと(先発マスクを)かぶっているリュウ(梅野)がいなくなるのは、戦力的に痛い部分はあったから」。そして、続けた。「いろんな人の意見の中でやってみようという(復帰の)方向になったので、あした(5日)から合流して。スタメンの準備はすると思う」。試合に出られる状態だから帰ってくる。梅野の意志をくみ、即先発起用する方針を示した。

 2人のコメントから察するに、大事をとって復帰を遅らせる選択肢もあったのだろう。それでも帰ってくる梅野の闘志が、チームに活力をもたらすはずだ。(巻木 周平)

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