阪神・佐藤輝明 シーズン200超えペースで安打量産中 球団歴代最多のマートンの214も視野に 

[ 2026年5月2日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―5巨人 ( 2026年5月1日    甲子園 )

<神・巨(6)>7回、右前打を放ち猛打賞とした佐藤輝(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神・佐藤輝明内野手(27)が1日、巨人戦(甲子園)で2年ぶりとなる2試合連続猛打賞をマークした。シーズン28試合で41安打となり、143試合換算で驚異の209安打ペース。今季6度目の3安打以上も、リーグ断トツとなった。4月16日に一発を放った巨人・田中将からこの日も2安打し、通算15打数7安打、同.467とキラーぶりを発揮。猛虎は3―5で敗れ、5月を黒星発進したが、首位は守った。

 打球速度180.9キロの痛烈な弾丸が中前へ抜けた。初回1死一、二塁。佐藤輝がかなでた最初の快音は、ダイビングキャッチを試みた遊撃・浦田のグラブのわずか上を強襲した。田中将の146キロ直球を攻略。先制点にはつながらなかったが、1死満塁に好機を広げる一撃となった。

 この日の甲子園球場には、左打者受難の強烈な浜風が吹き荒れた。過去5シーズン、何度も“大敵”にアーチを阻まれてきたから、背番号8はとにかく「己の打撃」に徹する。低く鋭いライナーだけを念頭に置き、角度が付けば本塁打――。胸に刻む信念を、この日も快打に変えた。3回の第2打席は、カウント2―2から146キロ直球を右前へ運び早々とマルチ安打だ。

 4月16日の今季初対決では、見逃せばボールという内角高めの“悪球”を中堅右へ放り込んだ。先輩右腕が楽天在籍中だったプロ1年目(21年)から、通算15打数7安打、打率・467と好相性。日米通算203勝に到達した“レジェンド”との対決は、27歳が一枚上手だ。

 7回には3番手右腕・田中瑛から放った右前打で、リーグ断トツとなる今季6度目の3安打とした。28試合を終えての安打数もリーグトップの「41」。143試合換算ではシーズン209安打となる驚異のペースに乗せてみせた。ヒットメーカーの金字塔、シーズン200安打を阪神で達成したのは10年マートン(214安打)のみ。打率、打点、本塁打で目下リーグ3冠の和製大砲が、球界8人目となる「200」の偉業に対する挑戦権も手にした格好だ。

 「(3安打は)良かった。明日も頑張る」

 終盤の粘りもむなしく、宿敵相手に3連敗となった。甲子園で3つの黒星が続くのは、4連敗した19年以来の屈辱。負の連鎖はもう止める。連休に入るのは、世間だけでいい。(八木 勇磨)

 ○…佐藤輝(神)が2戦連続の猛打賞。通算41安打でリーグトップを走り、シーズン換算では209安打ペースと量産している。シーズン200安打以上は過去7人で、15年秋山翔吾(西武=当時)の216安打が最多。

 ○…阪神のシーズン安打は10年マートンの214安打が最多。球団生え抜き選手としては50年藤村富美男の191安打、左打者としては05年赤星憲広の190安打の記録がある。

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