オリの“ラオウ”杉本 大逆転サヨナラ呼ぶ2ラン、開幕1軍猛アピール

[ 2019年3月13日 08:10 ]

オープン戦   オリックス7―6西武 ( 2019年3月12日    ウインク )

<オ・西>9回1死一塁、杉本は左越え2ランを放つ(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 5点差を大逆転する結末を呼んだのは、漫画「北斗の拳」でラオウを敬愛するオリックスの杉本だった。9回1死一塁で西武の高橋光のスライダーを左中間席へ2号2ラン。活気付いた打線はさらに2安打と1四球に敵失も重なって1点差に迫ると、最後は高卒2年目で開幕戦先発が決定的な西浦が中前にサヨナラ打を放った。

 オープン戦における9回裏の5点差以上の逆転サヨナラ劇は81年3月12日、オリックスの前身・阪急が広島戦の9得点(3―10→○12―10)で7点差をひっくり返して以来、38年ぶり。杉本も興奮した口調で振り返った。

 「打った瞬間にいったと思った。負けていたし、自分から先に仕掛けていく気持ちでした」

 初球を逃さず、してやったりの表情。10日の日本ハム戦で宮西から1号を放っており2試合連発。今春の教育リーグでもソフトバンクの加治屋、中日・又吉から一発を放つなど勢いある男が開幕1軍争いに割って入ってきた。西村監督も「当たればホームランを打てる。チームには大きな存在になりつつある」と頼もしげに見つめた。

 杉本は昨季の3安打が満塁本塁打、満塁本塁打、二塁打と全て長打。17年の2安打も本塁打と二塁打という「ミスター長打」で1軍で単打を記録したことがない。今春も2軍から呼ばれた2月20日の紅白戦で一発を放つなど、持ち味を発揮しているが「昨年も1軍に上がってすぐは打てるが、そこから打てなかった。ずっと打ち続けるのが課題」と、表情を緩めなかった。4回には自身では珍しい中前打で出塁し二盗もマーク。“ラオウ”のアピールは続きそうだ。(鶴崎 唯史)

続きを表示

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2019年3月13日のニュース