西武・内海、開幕ローテ決定!長野との元G戦士対決三ゴロ斬り

[ 2019年3月3日 05:30 ]

オープン戦   西武1―6広島 ( 2019年3月2日    佐賀 )

2回2死、長野を三ゴロに仕留めた内海(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 西武・内海哲也投手(36)が2日、チームのオープン戦初戦となった広島戦で、巨人からの移籍後初めて実戦のマウンドに立ち、3回1安打無失点と好投した。昨季まで巨人のチームメートだった長野久義外野手(34)とも対戦。会心の投球で三ゴロに打ち取った。辻発彦監督(60)からは開幕ローテーション入りを認める言葉が出た。

 どん詰まり。ボテボテと三塁前へ打球が転がる。長野は一生懸命走ったが、一塁手前で観念したように速度を緩めた。内海は表情をフッと緩めた。そして、長野を指さした。「“打ち取ったったぞ”というジェスチャーをしました。多分、気づいていたと思います」。確かに長野の顔にも笑みが広がっていた。

 ともに巨人からFAの人的補償で移籍した元同僚対決。打者5人を完全に抑えて迎えた2回2死だった。134キロフォークでまずストライクを取り、2球目は内角のボール球で長野の体を起こした。

 3球目、振ってくる感覚が伝わる。「中途半端にいくとホームランを持っていかれる。しっかり投げきらないと」と投じた直球は、この日最速の139キロ。フルスイングのバットを押し込み、ファウルを稼いだ。決め球に選んだのはスライダー。「あのスライダーが一番良かった」。鋭く内角低めに決めた。

 「真剣勝負をして、たまたま僕が打ち取ったけど、あの時間はうれしかった」

 長野が巨人入りした10年からの付き合い。12〜14年はリーグ3連覇し、内海が2年連続最多勝、長野が最多安打に輝いた12年は日本一になった。同時に環境が変わったこの春。内海は長野に感謝してもしきれない。「キャンプの最初は、分からないことだらけで緊張していた。チョーさんが来て(気持ちが)開放的になった」と宮崎・南郷キャンプ中の電撃訪問を思い返す。

 この日もそうだ。自身初実戦、それもオープン戦開幕投手を任され「いろんな不安があって緊張した」という試合前。長野が西武ベンチ裏に現れた。握手とあいさつの後、「何投げるんですか?」の冗談。力みが抜けた。

 昨季の両リーグ優勝チームのオープン戦。最大の歓声が、昨季は両軍にいなかった2人の対決に注がれた。快投を見届けた辻監督は「彼の持ち味が非常に出た」と満足そうにうなずき、さらに開幕ローテーション入りについて「予定してますから、最初から」と言い切った。内海は安閑とはしていない。「まだまだ。勝負は続いている。頑張ります」。力強く言葉が響いた。(武本 万里絵)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年3月3日のニュース