巨人・坂本1次キャンプ“三本締め” 2日連続3安打「いいこと」

[ 2019年2月12日 05:30 ]

巨人紅白戦   紅組4―1白組 ( 2019年2月11日    サンマリン宮崎 )

坂本の挨拶で宮崎キャンプを打ち上げた巨人
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 澄み渡った宮崎の空の下で、巨人の主将・坂本勇が5年ぶりのV奪回を誓った。宮崎キャンプ最終日。紅白戦後にグラウンドに集まったナインの中央でマイクを持つと、ファンに決意表明した。

 「選手一人一人が考える力をつけ、自覚を持ち、優勝できるように頑張っていきたいと思います。僕がキャプテンになってから優勝していません。優勝したいです!」。主将に就任した15年以降、4年連続V逸の歯がゆい思いを吐露し、三本締めで宮崎1次キャンプを打ち上げた。2万2000人の大観衆から大きな拍手を浴びた。

 打っても「三本締め」だった。紅白戦で紅組の「3番・遊撃」で出場し、3安打。2本の中前打に右前打とコースに逆らわずに打ち返した。貫禄の2日連続の3安打。「この時期から振れるのはいいこと。結果が出たのは良かった」と仕上がりに手応えを口にした。

 主将としてチームをまとめている。1月下旬の合同自主トレ中には選手会長の菅野と企画して、1軍メンバーで決起集会を開催。グラウンドでも新加入した中島や炭谷らに積極的に声を掛け、気配りを欠かさない。前日には丸と並んで特打を敢行するなど背中でも引っ張っている。主将を中心に順調に調整する選手の姿に、原監督も「非常にいい階段を上っている」と評した。

 新生・原巨人にファンも興味津々だ。宮崎市では、過去5年で日本一4度のソフトバンクもキャンプを行っており、ここ数年は集客数で押され気味だった。今季は原監督の4年ぶりの復帰に加えて丸らを大型補強し、話題性抜群で盛り返した。

 「たくさんのファンの方に見に来ていただき、充実したキャンプを過ごせました」と坂本勇。ペナントレースでも巨人の威厳を取り戻す。(青森 正宣)

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2019年2月12日のニュース