輝星大荒れ「心折れそう」初の打撃投手も25球中14球ボール

[ 2019年2月12日 06:10 ]

日本ハム・春季キャンプ ( 2019年2月11日 )

フリー打撃に登板した吉田輝(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝(金足農)が沖縄県国頭村の2軍キャンプでプロ入り後初めて打撃投手を務め、2位の野村(花咲徳栄)と対戦。25球を投げ、14球がボールとなったが、安打性の当たり1本に抑えた。

 前日に「心を折ってやる」と野村に宣言したが、初球からボールを4球続けると、5球目に直球を右前に運ばれた。「ストライクが入らなくてこっちの心が折れそうだった」。経験が少ない自身の前に置かれた防球ネットを気にしたこともあって、大荒れだった。

 それでも持ち前の修正力を発揮。「(初めは)捕手側に向かう思いが強過ぎて体が傾いていた。見える景色を真っすぐにした」と足を上げてから一度、三塁側を見ることで体を平行にして投げることを心掛けた。6球目以降は安打も許さず「力を入れてそれなりのボールが行っていた」と手応えを口にした。

 荒木2軍監督も「初めて打者に投げて強いものが見られたのは良かった」と評価。黄金ルーキーは16日の1、2軍合同の紅白戦で実戦デビューする。(武田 勇美)

続きを表示

2019年2月12日のニュース