松山聖陵 監督が指導自粛 部員の頭を小突く動画が公開…チームのセンバツ出場は影響なし

[ 2019年1月28日 18:20 ]

松山聖陵高校
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 今春の選抜高校野球大会に出場する松山聖陵の男性監督(37)が部員の頭を小突く映像が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されたことを受け、日本高野連は愛媛県高野連からの報告書の到着が間に合えば、30日の審議小委員会で処分内容をはかる方針を示した。なお、処分の対象は男性監督のみでチームの選抜大会出場には影響しないとしている。

 監督が1年生部員の頭をつかみ、壁にぶつける様子が写った動画は昨年9月に松山市内の野球部宿舎で撮影されたとみられ、選抜大会出場が決まった今月25日夜にツイッターに投稿された。同校は26日午前に動画を確認し、監督に聞き取り調査。動画に写っていた部員への聞き取りはしない方針で、県高野連には28日に報告した。

 日本高野連・竹中雅彦事務局長は「内容が分からないので、報告書を待ってから」としたうえで「部員への暴力が事実であれば、内容にもよるが、通常なら有期の謹慎処分を(日本学生野球協会審査室に)上申しないといけない」と話した。謹慎処分となった場合は選抜大会の指揮を執ることはできない。

 同校・渡部正治校長は「暴力ではなく、指導の一環だ。ルール違反を繰り返す生徒への最も厳しい指導と捉えており、処分は高野連の判断にゆだねる」とし、監督は野球部の指導を自粛している。

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2019年1月28日のニュース