マー、ロンドン経由で世界一 MLB初開催地でRソックス倒す

[ 2019年1月26日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む田中(撮影・西尾 大助)
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 ヤンキース・田中将大投手(30)が25日、古巣・楽天の本拠、楽天生命パークの室内練習場で自主トレを公開し、ロンドン経由でのワールドチャンピオンを力強く誓った。今季6月29、30日(日本時間30日、7月1日)に、大リーグ史上初の欧州開催となるロンドンでのレッドソックス2連戦が組まれる。同戦を心待ちにし、昨季の世界一軍団の打倒に強い意欲を示した。

 自主トレ仲間の楽天・松井、藤平に力強く押し出された。DA PUMPの「U.S.A.」を替え歌し、華麗なダンスで幕開け。2人の「カーモン、ベイビー、マサヒロ!今年はワールドチャンピオン!」の声に、田中がメジャー6年目への一歩を踏み出した。

 「ワールドシリーズ制覇をまだ達成できていない。強い気持ちでそこに挑んでいく」

 今年3度目のブルペン投球は全球種を交え42球投げ込んだ。例年以上と言える力強い仕上がり。途中で則本昂、辛島、松井、藤平の4人を呼び寄せ、置き土産のように間近で実演した。「人への助言は、自分でしっかり分かっていないとできない。考えを整理し伝えることは復習になる」。フォームの細部まで入念に確認するよう神経を研ぎ澄ませた。

 「歴史的な場面に、投げる投げないは別として、いられるのは凄く幸せなこと」。6月29、30日にはロンドンでMLB欧州初公式戦が待つ。立ち会いを心待ちにする大舞台。相手は宿敵レッドソックスだ。「ボストンの主催で、フェンウェイでの試合も少なくなるし、あの歓声がないだけいい。どっちの応援が多いですかね?」。昨季は地区シリーズで1勝3敗と屈した世界一軍団。「同じ地区だし超えなくちゃいけない相手」とメモリアルに酔う余裕はない。

 練習後、古巣に別れを告げ帰京した。ビートルズはリバプールからニューヨークのシェイ・スタジアムに降り立ち、天下を取った。田中の米6年目は「U.S.A.」に送られ、ロンドンを経ての世界一をにらむ。 (後藤 茂樹)

 ○…大リーグは近年、市場拡大のため、北米以外での公式戦を増やしている。14年にはオーストラリアで初開催。今季は日本、英国のほかメキシコで4試合が行われ、大谷のエンゼルスは5月上旬にアストロズと2連戦が組まれている。日本選手で過去に米国、カナダ、日本以外の公式戦に出場したのは4人。10年にプエルトリコでメッツの高橋尚(先発)、五十嵐、昨年にメキシコでドジャースの前田(先発)、パドレスの牧田が登板したが、白星を挙げた選手はいない。日本開催では08年の開幕戦にレッドソックスの松坂が先発し、5番手の岡島が勝利投手となっている。

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