高松商 「大正」「昭和」そして…堅守で目指すセンバツ初「3元号優勝」

[ 2019年1月23日 10:00 ]

平成最後の春よ来い 上

高松商・長尾監督(右)は選手にゲキを飛ばす
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 平成最後の大会となる第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会は25日に行われる。昨秋の各地区大会で好成績を残し出場が有力視される、話題ある3校に迫った。1回目は選抜史上初となる「大正」「昭和」「平成」の3元号での優勝を狙う高松商。

 何かの因縁だろうか。高松商は、栄えある1924年(大正13)の第1回大会優勝校で60年(昭和35)に2度目の優勝。20年ぶり出場を果たした2016年は惜しくも準優勝に終わったが、平成最後となる大会で、文字通りのラストチャンスを得ようとしている。

 「(春夏合わせた大会で)大正で勝って、昭和で勝って、そして平成も……という学校は全国を探しても松山商さんくらいでしょうか。力はないチームですが、野球に対する真摯な姿勢と諦めない姿勢があります」

 長尾健司監督(48)は控え目に評したが、堅守を武器に四国大会を勝ち抜いた。経験豊富なエース左腕・香川と右腕・中塚の両腕を中心に谷口、大塚の鉄壁二遊間、俊足巧打の中堅・飛倉主将らが周りを固める。

 強打で勝ち上がった16年と違い、飛び抜けた選手がいない分、新チーム結成時から選手は何度もミーティングを重ねてきた。「一つ上の先輩はあれだけ力があったのに(17年秋季四国大会4強。昨夏は香川大会3回戦敗退と)勝てなかった。力のない自分たちは私生活で隙を見せず、一つにまとまろう」――。飛倉主将の呼びかけに賛同し部室前の靴並べから始め、学校周辺のゴミ拾いなど野球の技術に関係ないことも積極的に行ってきた。

 地道な日々の積み重ねが粘り強さを生み、四国大会では初戦の明徳義塾戦に逆転勝ち。明治神宮大会では準決勝で星稜に敗れたが最後まで食い下がった。派手さはないが、簡単には負けない。前回の準Vを見て高松商に進んだナインが高校野球史に新たな歴史を刻みにいく。(森田 尚忠)

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