脱サラ銀行マンの挑戦 野球選手向けの英語塾をスタート

[ 2019年1月23日 15:54 ]

授業を行う小林さん(写真右)
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 脱サラした元銀行マンが、野球選手をターゲットとした英語塾を開きグローバルな人材育成に乗り出している。

 神奈川県出身の小林巧汰さん(25)は神奈川の強豪・湘南ボーイズを経て、名門・日大高でプレー。卒業後に渡米し、2012年からBenedictine Collegeに奨学生として入学し、野球部に所属しながらファイナンス学部を首席で卒業した。ドミニカでコーチを務めた後、17年4月よりみずほ銀行兼証券に入行し、投資銀行部門でM&Aアドバイザーとして従事した。

 これだけの経歴を持つ小林さんがなぜ起業に至ったのか。その背景として「多くの野球選手が“主体的に動く”能力が弱いという危機感を覚えた。銀行では、甲子園などを見ていると指示待ちをしている選手が多いという指摘も受けた。主体性が重要視される現代社会でも野球選手が活躍できるように、英語を学ぶことができる塾を開こうと思った」と話す。

 現在、講師は小林さんが務め、二子玉川や駒沢公園、神奈川県内など5カ所に教室がある。

 授業内容としては一人ひとりの個性に応じて短中長期的に目標を設定。達成までの道のりを考え主体的に実行する力を養う。また長期休みにはアメリカへ短期留学する機会を提供。日本で学んだ英語を現地で実践し、帰国後は「自分に必要な力」を身につけるための目標設定につなげる。

 また思考力や表現力などを育む野球のケーススタディとして野球選手が興味・関心をもつプロ野球や高校野球など、過去の試合を題材とし、「監督や選手の立場ならどうするか」を考え、伝える能力を鍛える。

 さらに「モチベーショナルスピーカー」による講演も用意。子どもたちの興味・関心がどこにあるのかを見つけるために、野球界や世界で活躍する方を講師に招き、さまざまな世界観を学ぶ機会を提供する。

 今までに類を見なかった野球と英語を掛け合わせた新たな取り組み。野球界に新たな人材を生み出せるかに注目が集まる。

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