オリックス 誤審問題でNPBの再回答書に不満「これで選手、ファンは納得できるのか」

[ 2018年7月2日 14:57 ]

 日本野球機構(NPB)は2日、オリックス―ソフトバンク戦で起きた本塁打を巡る誤審問題に関し、一貫して再試合を求めていたオリックスに再回答書を手渡した。

 パ・リーグ仲野和男統括から再回答書を受け取ったオリックスの横田連盟担当兼副本部長補佐は「内容が前回と変わっていない。野球規則、アグリーメントに基づく対応をするということだった」と発言。その上で「我々とは違う解釈。前回の見解でいうと、プロ野球に対する信頼感だったりとか回答はなかった。これで現場の選手、ファンは納得できるのか」と話し、球団に持ち帰って返答する意向を明かした。

 誤審問題が起きたのは6月22日のオリックス―ソフトバンク戦。延長10回2死一塁からソフトバンク・中村晃の右翼ポール際に飛び込んだ飛球を一塁塁審がファウルと判定した。その後、工藤監督のリクエストでリプレー検証の結果、判定を覆し決勝2ランとなった。しかし試合後、福良監督の抗議を受け、審判団が再検証した結果、誤審を認めた。

 オリックスは試合直後から再試合などの要求を行ったが、NPB側は26日に口頭で「野球規則に基づいて続行試合は行わない」と回答。ただオリックスは球団HPの文書で反論したことで、NPBは文書で再回答した。

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2018年7月2日のニュース