阪神 第100代4番陽川 2点適時打「やることは一緒なので」

[ 2018年7月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6―5ヤクルト ( 2018年7月1日    神宮 )

2回2死満塁、陽川は右前に2点適時打を放つ(撮影・岩崎 哲也)
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 オレが、第100代の4番打者や!!阪神・陽川尚将内野手(26)が1日のヤクルト戦(神宮)で「4番・一塁」で先発出場。2回に4―0とした2死満塁で2点右前打した。

 「追い込まれましたが、食らいついていこうと」

 2球で追い込まれても動じない。3球目の143キロ直球を右翼へ弾き返して2者を生還させた。この回先頭だった4番初打席は、気合が空転したのか空振り三振。そこからつながって回ってきた、このイニング2度目の打席で、追加点を叩き出した。

 「(4番でも)いつも通りやろうと。打順は関係なく、やることは一緒なので」

 前日、右膝に死球を受けた影響で糸井が欠場し、ベテラン・福留も休養日。主軸2人が不在でぽっかりと空いた打線の中心に、金本監督から「他にいない」と抜てきされた。球団では栄えある第100代目となる大役。1カ月前は2軍の鳴尾浜球場でバットを振り込んでいた男が、結果を残し、打線の「顔」に登りつめた。

 資格も十分だ。この一打で今季の得点圏での打席は26打数13安打の打率・500、20打点と主砲級の数字が並ぶ。追い込まれてからの打率も3割を超え、口癖のように言う「食らいつき」を体現。指揮官も「評価できるのは追い込まれてからのタイムリー。センターから逆方向を狙ってのヒットとか。そういうのは覚えたかな」と成長を認めた。

 6月3日に1軍昇格してから、9試合連続で先発出場。「これだけ1軍で続けて試合に出たことがないんで、予想以上に体も心も疲れます」と“うれしい”体の悲鳴に苦笑いを浮かべる。6月9日のロッテ戦では、延長12回までフル出場。「12回まで守ったのは初めて。ミスできないし、緊張でもう足がガチガチで。でも、そういう舞台で野球ができている実感はありますね」

 一塁守備では6回無死一塁で川端の一、二塁間のゴロにグラブを目いっぱい伸ばして好捕して素早く二塁へ送球して併殺完成。攻守で存在感は絶大だった。

 「これからどんどんチャンスが増えれば、結果を出していくだけ」。帰り道、ファンの声援にゴリラポーズで応えると、すぐさま厳しい表情で前を向いた。勝負をかける1打席へ、気持ち新たに歩を進める。



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《金本語録》

 ▼陽川を4番抜てき 糸井もケガしたし。(福留)孝介が休みの日だから。どれだけ昼に急きょ孝介に行ってもらおうかと思ったけど。まあ、今日のメンバーでは陽川しかないと思った。

 ▼糸井欠場時の4番 打線の並びを見ながら。右、左もあるだろうから。孝介とか、陽川になってくるんじゃない。そんなに4番、4番と騒がないでもいいんだから(笑い)。すぐに明日(の紙面は)第何代の4番とかって。そういうの(新聞は)好きだからな(笑い)。

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