巨人 ヤングマン 右打者打ちづらい上から落ちるカーブ

[ 2018年7月2日 07:20 ]

セ・リーグ   巨人3―0中日 ( 2018年7月1日    ナゴヤD )

初勝利を挙げたヤングマン(撮影・荻原 浩人)                                                                                                                                                                                
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 【視点 牛島和彦】いろんな外国人投手を見てきたが、似たようなタイプを思いつかない。それほど、ヤングマンのフォームは複雑で特徴的だ。投球する際に踏み出す左足は、本塁方向でなく、三塁側に大きくインステップする。「これでコントロールできるのかな?」と見ていたが、思った以上にコントロールはできていた。

 その左足は突っ張るような形になるが、体を前に倒して打者の近くでリリースしている。しかもカーブの曲がりは大きい。1メートル98の上手投げ。あれだけ上から落ちてくると、打者はボールを点で捉えるしかない。右打者は特に打ちづらい。

 4回に2四球。ここから崩れるかと思ったが、しっかり立て直した。許した3安打は全て左打者だが、直球はカットボール気味に動いている。左打者の内角へ投げ込めている場面もあった。これができれば、左打者にも対応できるはずだ。 

 この日はカーブを36球投げ、24球がストライクゾーンに入った。カーブでストライク先行できると球数は少なくなるし、イニングも稼げる。今日ぐらいの投球ができるな

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2018年7月2日のニュース