ダル、OP戦初登板 立ちあがり苦戦も“修正”2回4K1失点

[ 2018年3月8日 05:30 ]

オープン戦   カブス9―5ドジャース ( 2018年3月6日    メサ )

<カブス・ドジャース>2回を無安打1失点のカブスのダルビッシュ
Photo By 共同

 カブス・ダルビッシュが古巣ドジャース戦でオープン戦初登板を果たし、2回を無安打1失点、4奪三振2四球2暴投だった。「投げにくかった」という立ち上がり。先頭テーラーを四球で歩かせた。暴投で二塁に進まれ、三盗を許した。その後再び暴投を犯して無安打で先制された。

 そこからの修正が見事だった。この回のアウトはシーガー、ケンプ、プイグからいずれも空振り三振。クイックモーションからの95マイル(約153キロ)直球で何度も空振りを奪った。「良かったです。打者も空振りしていたし、力があったと思います」とうなずいた。

 3日前のブルペンで投球時に上げた左足をいったん止め、再び上げる2段モーションのような新フォームを試した。実戦でも実験したが、うまくいかなかった。「足を上げてゆっくりすると、考える時間がありすぎてしまった」。走者を置きクイックで投げると投球がさえ渡った。2回は昨季終盤からの動作を止めないフォームに戻し、3人で片付けた。

 上々の試運転となった移籍デビュー戦。マリナーズに復帰するイチローについても言及し「どのユニホームも似合うと思いますけど、僕はマリナーズが一番似合う気がする。イチローさんにもメールしました」と祝福した。 (奥田秀樹通信員)

続きを表示

2018年3月8日のニュース