巨人・岡本2戦連発 開幕スタメンへ、ジョニー・デップ似?対決制した

[ 2018年3月8日 05:30 ]

オープン戦   巨人10―4ロッテ ( 2018年3月7日    ZOZOマリン )

<ロ・巨>2回2死一塁、オルモス(左)から左越え2ランを放つ岡本
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 巨人・岡本和真内野手(21)が7日のロッテ戦で、2回に左翼席中段にオープン戦2号2ランを放った。エドガー・オルモス投手(27)との「ジョニー・デップ対決」を制し、1軍では初の2試合連続本塁打。2安打4打点で2年連続開幕スタメンへ猛アピールした。

 長髪にひげのハリウッドスターのような風貌。18・44メートル先のジョニー・デップ似の外国人左腕との対戦に、岡本は集中した。

 「(初対戦で)分からない投手。しっかり振って、(自分のスイングで)仕掛けないと」。2回2死一塁。スリークオーターから投じられた内角直球を叩き、左翼席中段に運んだ。2戦連発となる特大の2ラン。「昨日打って、今日駄目だったらいけないので良かった。気を引き締めた」と振り返った。

 新人だった15年に初めて立ったお立ち台。「奈良県から来ましたジョニー・デップです!」と一発かました。1軍初昇格した時の円陣で自己紹介したネタを、4万人超の前で披露。「ジョニー・デップ岡本和真」と、手作りボードを掲げるファンが現れるほど浸透した。

 本家の代表作「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲「彼こそが海賊」は大のお気に入りだ。自主トレ中、シーズンの試合前練習をイメージするために音楽を流しながら打ったことがある。スマートフォンにつないだスピーカーから同曲が響き始めると「ほんまにいい曲」と感じた。ハイテンポな曲調に、ティー打撃の打球は強さを増した。

 海がない奈良のジョニデが、海が似合う幕張のジョニデを打った。初回は1死一、二塁から右前適時打。投手が土肥に代わった4回1死一、三塁は、きっちり左犠飛で加点した。ここまで実戦10試合で3打点だったが、この日だけで4打点。高橋監督も「本塁打が2日続けて出たというのは良かった。結果を残していかなければ、この世界はやっていけない」と期待する。

 現状では阿部と一塁のポジションを争う。「アピールしないといけない立場。調子がいいとか悪いとか言っていられない」。2年連続開幕スタメンへ航海は続く。 (神田 佑)

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