大谷あるぞ!開幕5番 “予行演習”2三振もソーシア監督手応え

[ 2018年3月8日 05:30 ]

オープン戦   エンゼルス4―5ダイヤモンドバックス ( 2018年3月6日    スコッツデール )

<ダイヤモンドバックス・エンゼルス>練習中にファンへのサインに応じる大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が、3月29日(日本時間30日)に敵地で行われるアスレチックスとの開幕戦に「5番・DH」でスタメン出場する可能性が出てきた。

 休養日のプホルスを除き、ほぼベストメンバーで臨んだ6日(同7日)のダイヤモンドバックスとのオープン戦。大谷は初の主軸となる5番で起用され、現役最強打者の2番トラウトと初めて先発で同時出場した。報道陣から「開幕に向けてのステップアップになるか」と問われたマイク・ソーシア監督は「そう願いたい」と話し、2打数無安打1四球にも「ショウヘイは米国の投手への対応が始まったばかりだが、打席ではいいスポットで打てている」と変わらぬ評価を与えた。

 シーズンでは通算614本塁打のプホルスが4番を務め、今季はDHでなく一塁を守る予定。この日4番に座ったカルフーンも5番候補だが、昨季は打率・244と確実性に欠け、大谷が5番を任される可能性は十分ある。指揮官は投手を軸に二刀流起用を練り上げる方針。開幕投手はリチャーズらが候補だが、大谷の打棒を開幕から使わない手はない。

 大谷は5番起用に「特に関係なく入っていけている」と話し、メジャー初の1試合複数三振となる2三振に倒れたことには「全部いい球がきていた。1回対戦した中で、こういうタイミングで投げてくるんだなという感覚をつかめればいい」とシーズンを見据えた。

 7日(同8日)ドジャース戦は「7番・DH」で出場する。3試合連続の打者起用で、相手先発はサイ・ヤング賞3度を誇るカーショーだ。現役最強左腕を打って存在感を示す。 (柳原 直之)

 ≪日本ハムでは3番が最多≫日本ハム時代の大谷の打順別試合数は3番が最も多く130試合、次いで5番の86試合。5年間で9番での先発出場は1度もなかった。開幕戦は5年連続で出場しているが、15、16年は投手に専念。13年は8番・右翼、14年は3番・右翼、17年は3番・DHで出場した。通算14打数6安打2打点、打率.429と好成績を残している。

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