上原、巨人入り加速!日本復帰決定的 ブログで心境「野球したい」

[ 2018年3月2日 06:30 ]

巨人時代の上原
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 カブスからFAとなっている上原浩治投手(42)が28日(日本時間1日)、自身のブログで10年ぶりの日本復帰へ、気持ちが傾きつつある現状を明かした。米国に滞在中の右腕は、望んでいたメジャー残留に向けた交渉が思うように進んでいないことを告白。日本球界復帰を決断した場合、古巣の巨人が獲得に動く方針で、準備を進めている。

 まだ、終われない。上原が思いのたけを、切々とつづった。

 「日本からの誘いがあれば、そこにいくことを考えています。たとえ、嘘(うそ)つきと言われようが、やっぱり野球がしたいです。現役が華だと思います。ボロボロになるまで…」

 今年1月には、野球教室を行った福島で「(メジャー契約がなく)マイナーだったらもう辞めます」と、メジャーでの現役続行にこだわる意向を示していた。しかし、極端に停滞する米FA市場で交渉は進展せず。「代理人と連絡は取っているものの、やはりいい話はないみたいで…」と明かし「評価が自分よりも上の選手もまだ(決まらずに)いる」と記した。昨季セーブ王のホランド(ロッキーズからFA)ですら所属先が決まらない現実を受け止めている。

 「選手である以上、必要と言ってくれる球団、チームに行くのが一番いいことだと思う」という上原が日本球界への復帰を決断すれば、99年から10年間プレーした古巣・巨人は獲得に動く方針で、その準備を進めている。前日には鹿取義隆GMが取材に応じた際に「相手のあることなので何も言えません」と慎重な言い回しながら、獲得への興味を否定しなかった。

 巨人では沢村賞を2度獲得し、2度の日本一に貢献。メジャーでは13年レッドソックス時代に抑えとして世界一に貢献するなど、日米で確かな足跡を刻んだ。それでも、野球への情熱は尽きていない。「今辞めたら、かなりの悔い、後悔が残る」。完全燃焼できる場を求めている。

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2018年3月2日のニュース