清宮だけじゃないハム注目若手、長距離砲・森山に20歳・平沼、ブレーク期待の堀

[ 2018年3月2日 11:00 ]

2月24日、中日とのオープン戦の9回にこの日2本目の本塁打を放つ日本ハム・森山
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 日本ハムの注目は、やはり清宮幸太郎内野手。2月28日の台湾・ラミゴとの国際交流試合で「プロ初安打」をマークするなど、スーパールーキーらしい存在感を示している。しかし清宮だけではない。若手が育つチームには、楽しみな選手がたくさんいる。

 プロ2年目、23歳の森山恵佑外野手は、2月24日の中日とのオープン戦で2本のアーチをかけた。昨季はイースタン・リーグ最多の18本塁打をマークしたが、1軍では11打数無安打、9三振。「もう一度、強いスイングと確実性を上げるためにフォームを固めることを心掛けた」とキャンプからバットを振り込んできた。守備には課題が残るが、「自分の持ち味は長打力」と話すように1メートル88、92キロと恵まれた体格から放たれる痛烈な打球は必見だ。

 プロ3年目、20歳の平沼翔太内野手もアピールを続けている。敦賀気比では3年時にセンバツを制した投手で、プロ入り後に野手に転向した。昨季1軍初出場をつかんだものの8打数無安打。2月の沖縄キャンプでは調子が上がらず苦しんでいたが、ともに夜間練習を行っていた近藤に「右肩が入りすぎている」と助言をもらって復調した。沖縄最後の実戦となった2月25日ヤクルトとのオープン戦で2ランを含む2打数2安打。「開幕1軍に残れるように、しっかりアピールしたい」と語気を強めた。

 投手でもプロ2年目、19歳の堀瑞樹投手はプロ未勝利ながら侍ジャパンに選出。広島新庄の先輩にあたる田口(巨人)から伝授されたカットボールも持ち球に加わった。堂々としたマウンドでの姿には、大ブレークの予感が漂う。清宮から「主役」の座を奪うほどの活躍を期待したい。(記者コラム・町田 利衣)

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2018年3月2日のニュース