ソフトB工藤監督、サバイバル本格化宣言「これが最後と思って投げて」

[ 2018年3月2日 09:00 ]

練習試合   ソフトバンク5―1韓国・斗山 ( 2018年3月1日    アイビー )

笑顔で選手交代を告げる工藤監督
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 ソフトバンクの工藤公康監督(54)が1日、3日から始まるオープン戦でのサバイバル本格化を宣言した。春季キャンプ打ち上げ後の「球春みやざきベースボールゲームズ」ではB組から複数選手を3試合でテストし、チーム力の底上げにも着手。オープン戦16試合で結果を残した選手を厳選し、シーズン開幕に臨む。

 練習試合の斗山戦に5―1で勝利し、工藤監督は納得の表情でベンチ裏に姿を見せた。内川、松田ら主力は試合中に福岡へ移動し、侍ジャパンメンバーの7選手も不在だったが「若い子が結果を出すと楽しいね」と振り返った。

 工藤監督は1月31日の全体ミーティングでレギュラー6選手を発表。捕手、二塁、右翼の3ポジションを「競争してくれ」とナインに告げた。先発ローテーションも5投手を当確とし、残りの1枠を争わせる考えを示した。3日から始まるオープン戦へ向け「実績のない投手はこれが最後だと思うくらいで投げてほしい。下(B組)の野手も頑張っている。中堅クラスでも(入れ替えは)あり得ると思ってやってほしい」と、さらなる競争をあおった。

 キャンプ中からアピールを続け、二塁の定位置獲りを狙う西田は、斗山戦で左前決勝2点打を放ったが「今日のような打撃では駄目。反省点があるので、オープン戦では内容のある打席を増やしたい」と引き締めた。キャンプをB組で過ごした釜元も途中出場で1安打をマーク。3日のオープン戦同行が決まったが「チャンスは多くない。結果を残せるように」とアピールを誓った。

 3月30日の開幕、オリックス戦(ヤフオクドーム)まで、オープン戦は16試合。指揮官は「ある程度はね」と、3月中旬以降はベストオーダーを組む意向を示した。若手、中堅を含めギリギリまで競わせ、最善のメンバー構成で開幕に向かう。

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2018年3月2日のニュース