阪神・秋山 来季コイキラー宣言「優勝も近づくと思う」

[ 2017年12月10日 05:30 ]

子供たちにキャッチボールの基本を教える秋山
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 王者よ、覚悟。阪神の秋山拓巳投手(26)が9日、俊介外野手(30)、西田直斗内野手(24)らと兵庫県姫路市内で野球教室を開催。チーム最多12勝を挙げた右腕は、今季1試合しか対戦のなかった広島から来季は白星量産を狙う意気込みを口にした。

 「来季はそういう相手に当てられると思う。今年の対戦では正直違いを感じたし、自分が本調子じゃなかった部分もあったけど、そこに勝っていければ監督も使いやすくなるだろうし、優勝も近づくと思うので」

 強い相手にぶつけられる――。それはエース級と認められた証しであり、宿命でもある。今季は先発5、6番手の立場だったことに加え、ローテの巡り合わせもあり、1試合の対戦に終わった。だが、来季はメッセンジャーとともに「打倒・広島」の軸と期待されるはずだ。

 とはいえ、その1戦だけでも王者の力はまざまざと見せつけられた。9月7日のマツダスタジアムでの対決。相手打線の切れ目のなさと各打者の粘り強さの前に、5回8安打6失点でKOされた。「若くて振れているチーム。捉えられる確率も高いし、追い込んでからの見極めもしてくる」。この試合でこのカード3戦全敗となり、チームも事実上の終戦。あの悔しさは今も胸に焼き付いている。

 今季の活躍を受け、オフも引っ張りだこだが、時間を見つけては体幹トレーニングなどを継続中。秋季キャンプから取り組む今季以上に力強い真っすぐを武器に、リーグ連覇の王者に挑戦する。(山添 晴治)

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