大谷の恩師、花巻東・佐々木監督 メジャー挑戦実現に「感慨深い」

[ 2017年12月10日 09:58 ]

花巻東高の佐々木監督
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 花巻東(岩手)で大谷を指導した佐々木洋監督(42)が、エンゼルス入団決定を喜んだ。

 「高校のときからメジャーを志していたので、感慨深い。高校のときは球は速いが勝てるピッチングができる投手ではなかった。育ててくれた日本ハムさんのおかげ」と感謝した。

 高校3年時は投手としてメジャー挑戦について大谷と話し合った。だが、プロ5年間で打者としての才能も飛躍的に伸びただけに「今は投手のときは仕事をしているという感覚で、打者では“ただ、打ってやりたい”という野球少年みたいな感じだと思う。両方チャレンジしてほしい」とメジャーでも二刀流を貫くことに賛同した。

 指導のモットーは「非常識な発想をすることで、新しいものが生まれる」。メジャーでの二刀流挑戦は、自身の悲願でもある。「固定観念にとらわれず考えることが、改めて大事だと思った。米球界を動かすくらいの選手になってほしい。ベーブ・ルースを目指すのではなく、ベーブ・ルースを超える。投手でも打者でもNo・1」と飛躍を願った。

 親心も忘れない。「最初から活躍してほしいですけど、1、2年は苦労するくらいがいい」。壁を乗り越えて、成長につなげることを望んだ。(川島 毅洋)

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2017年12月10日のニュース