大谷 エンゼルス入団会見「チームの一員として優勝目指す」同僚の結婚祝福も

[ 2017年12月10日 08:00 ]

エンゼルス入団会見で球団オーナーのモレノ氏と握手する大谷(AP)
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 ポスティングシステムによる米大リーグ移籍を目指し、エンゼルス入団を決めた日本ハムの大谷翔平投手(23)が9日午後3時(日本時間10日午前8時)からロサンゼルス郊外のアナハイムにある本拠地エンゼルスタジアムでファン公開の入団記者会見を行った。背番号17のユニホームに袖を通し「ハイ、マイ・ネーム・イズ・ショウヘイ・オオタニ」と英語で第一声。「本当にたくさんの人たちに支えられて、今日ここでメジャーリーガーのスタートラインに立てて感謝していますし、エンゼルスの一員としてファンの皆さんとともに優勝目指して頑張っていきたいと思っています」と決意を語った。

 大谷は濃紺のスーツ、チームカラーの赤のネクタイ姿で登場。司会者から紹介されると、ファンから歓声が上がった。

 「オーナー、社長、GM、監督、チームのスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。また、僕の家族、日本で一緒にプレーしてきたチームメイト、僕に野球を教えてくれた指導者の方々、そして、いつも応援してくださった日本のファンの皆さんにも感謝したいです。今回のプロセスにあたり、本当にいろいろな方々に支えられて、ここまで来ました」と謝辞。

 冒頭のあいさつの最後に「最後に1つだけ…。今日マイク・トラウト選手の結婚式がありますので、結婚おめでとうございます。そして、エンゼルスの皆さんと1日でも早く会えることを楽しみにしています」と同僚の門出を祝福した。

 大谷の最初のあいさつが終わると、ファンからは「大谷コール」が上がった。

 契約合意が発表されたのは米西部時間8日午前11時(同9日午前4時)。ネズ・バレロ代理人の声明が全米を一気に駆けめぐった。「エンゼルスと契約することを大谷選手は決断した。メジャーでの目標を達成するために一番の球団と判断した」。27球団が参加したとみられる争奪戦。7球団に絞って行われた面談の末、ダークホースのエ軍を選んだ。今月1日の交渉解禁から8日間でのスピード決着。他のFA選手の交渉に影響を与えまいとする思いが詰まっていた。

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