阪神・石崎“勝利の方程式”入りへ「50、60試合を目標に」

[ 2017年11月29日 08:31 ]

アップで契約更改を終え、来季への意気込みを語る石崎
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 阪神・石崎剛投手(27)が28日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円アップの来季年俸1800万円(金額は推定)でサインした。今季、自己最多の26試合に登板した若き豪腕は、60試合登板を目標に掲げプロ野球史上初となる「60試合クインテット」を達成したリリーフ陣に割って入ることを宣言。セットアッパー奪取へ、そして、球界最高のブルペンのグレードアップへ貢献して見せる。

 とてつもなく高いハードルであることは分かっている。それでも、右腕からみなぎる自信が大飛躍を予感させる。石崎が、鉄壁のリリーフ陣に割って入る覚悟を示した。

 「勝ちパターンで投げたい思いもあるし、その中で(他のリリーフ陣と)競争していきたい。自分自身がそこに負けないように戦っていけたらと」

 「戦う」相手とは、今季、抜群の安定感を誇ったリリーフの面々に他ならない。「(勝つのは)難しいですけど、信頼度であったりとか、そういうのも含めた上で、勝負していけたら」と、実績ではるかに上回るメンバーに対しても臆する姿勢は見せなかった。

 「50、60試合を目標にやっていきたい。投げている以上は良いところで投げたい」

 真価の問われる来季、目標に据えたのは、「勝利の方程式」に入っての60試合登板だ。今季、ドリス、マテオ、桑原、高橋、岩崎の5人で球界史上初となる「60試合登板クインテット」を達成。岩崎は先発転向を視野に入れており、理想としては左腕の台頭が待たれるが、実績十分で52試合に登板した藤川がいる。石崎が、有言実行の輝かしいシーズンを送ることになれば、歴史を塗り替える「60試合登板セクステット」結成も夢ではない。

 手応えはある。3年目の今季は、8月上旬に1軍昇格を果たすと、自己最多26試合に登板し、防御率1・17と出色の数字をマーク。常時、150キロ台をマークする自慢の直球と、キレ味鋭いスライダーを武器に、シーズン終盤には「クインテット」に負けず劣らずの存在感を示した。

 敗戦処理から徐々に信頼を高め「勝ってる時、負けてる時、同点の時、いろいろ投げさせてもらい、サヨナラも経験して、1つの勝ちの喜びは大きなものがあった」と、投げるべき“場所”も再確認。来季は、勝利に直結する場面で腕を振ることだけを考える。

 「左(打者)に対しての攻め方が課題。インコースはもちろん、逃げる球、フォークだったり、ツーシーム、シュート、左(に対して)の球種を増やしていければ」

 進化を遂げた先に、新たなステージが待つ。猛虎のリリーフ史に「石崎剛」の名を記す1年にして見せる。 (遠藤 礼)

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