“崖っ縁”中日・山井 802日ぶり先発白星&プロ16年目1号

[ 2017年9月1日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―2DeNA ( 2017年8月31日    ナゴヤドーム )

<中・D>今季初登板を白星で飾った中日先発の山井
Photo By スポニチ

 崖っぷちから這い上がった。今季初登板初先発した中日・山井が7回途中まで3安打1失点と好投し、先発では15年6月21日の巨人戦以来、802日ぶりの白星を手にした。

 「求められていることは勝つことだけ。勝てて良かった」

 初回、先頭の桑原を140キロの直球で空振り三振に仕留め「どんどんいけるな」と波に乗った。直球、変化球ともに低めに集め4回1死まで完全投球。1―0の5回にはプロ16年目で初となる本塁打も放ち「中学生以来だったのでうれしかった」と自らリードを広げ、白星をたぐり寄せた。

 今季はキャンプ、オープン戦と結果が出ず開幕から2軍暮らし。ファームでも6月中旬から1カ月、登板機会に恵まれず「必要ないのかな」と自暴自棄になりかけた。1軍から声がかかったのは残り30試合を切ったシーズン終盤。39歳は「もう少し早く投げたかった」と真剣勝負の1軍の舞台に飢えていた。3年契約の最終年。結果が出なければ来季の保証はない。進退がかかった登板で見事に好投し、森監督に「こういう投球をしたら、しようがないでしょ」と来季の契約を“確約”させた。「この機会をものにできて良かった」と山井。まだやれる。周囲の雑音を振り払う82球の「一発快投」だった。 (徳原 麗奈)

 ▼中日・田島(9回を3者凡退、自身初の30セーブ。球団では13年岩瀬以来)山井さんに勝ちが付くと分かっていたし、気持ちが入った。1年抑えとして投げきりたい。数字はその次。

 ≪16年目で初≫先発投手の山井(中)が5回に今永から左越えに1号ソロ。プロ16年、308打席目の初アーチとなった。中日投手の本塁打は今季4月1日、巨人戦のバルデス以来。日本人では13年4月21日DeNA戦の山内壮馬以来となった。シーズン2投手が記録したのは02年川上憲伸とバンチ(2本)以来、15年ぶり。

続きを表示

この記事のフォト

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2017年9月1日のニュース