清宮VSデカプリオ金成“緊急生中継”注目の決勝をアベマTVで

[ 2017年4月26日 05:33 ]

春季高校野球東京都大会決勝   早実―日大三 ( 2017年4月27日    神宮 )

日大三との対決が注目される早実・清宮
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 27日に神宮球場でナイター開催される高校野球春季東京都大会決勝の早実―日大三戦を、インターネットテレビ局「AbemaTV」が緊急生中継することが25日、分かった。早実・清宮幸太郎内野手(3年)らドラフト候補が両校におり、注目度の高い一戦。午後6時の試合開始から試合終了まで無料で完全中継する。

 「AbemaTV」の関係者は「このカードは大きな注目を集めている上、高校野球がナイターで行われるのはなかなかないこと。ぜひ放送させてくださいとお願いしました」と説明した。高校野球では異例のナイター開催。早実に高校球界屈指の大砲・清宮、日大三には好投手・桜井、大型スラッガー・金成と好選手が目白押しだ。さらには昨秋の都大会決勝と同カードという因縁――。好条件がそろい、昨春開局の同局が動いた。

 22日に早実、23日に日大三の決勝進出が決まると、24日に本格的に交渉を開始。東京都高野連が申し出を受諾し、中継決定にこぎ着けた。同局は昨夏は侍ジャパン高校代表が優勝したU―18アジア選手権(台湾)の試合を生中継。今季からはプロ野球・DeNAの横浜スタジアムでの主催試合を生中継する。今回の緊急生中継も「野球のコンテンツを強化していく中の一環」だという。

 甲子園大会でのインターネット中継は近年主流となったが、甲子園に直結しない春季大会での実施は異例。清宮が昨秋決勝で5打席連続三振に封じられた左腕・桜井を攻略できるか、秋にサヨナラ負けして「打倒早実」を掲げる日大三がリベンジを果たすかなどの因縁が、注目度に拍車を掛ける。解説は準決勝で日大三と対戦した帝京の前田三夫監督に決定した。

 昨秋の対決は約2万人の観衆を集めた。高野連関係者は甲子園に直結しない春季大会ながら1万人程度の集客を見込む。東京屈指のライバル対決は試合前から大きな盛り上がりを見せている。

 ▽「AbemaTV(アベマティーヴィー)」 サイバーエージェントと、テレビ朝日が共同で「インターネットテレビ局」として展開する、動画配信事業。16年3月から一部チャンネルの先行配信を開始し、同年4月に本開局された。現在はオリジナルの生放送コンテンツや、ニュース、音楽、スポーツなどの約30チャンネルが無料で提供されている。スマートフォンをはじめ、PCやタブレットなど、さまざまな端末で、テレビを見るような感覚で利用することが可能。

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