完投勝利の金子にエースの自覚「自分が投げる試合は絶対勝ちたい」

[ 2017年4月26日 21:29 ]

パ・リーグ   オリックス4―3西武 ( 2017年4月26日    京セラドーム )

<オ・西>お立ち台で笑顔をみせる金子(右)と宮崎
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 オリックスの金子は西武打線相手に9回を投げ切り、今季2度目の完投で開幕から4勝負けなしとした。

 完投したことについては「ちょっとバタバタしたが、自分にも自信になった」と満足な表情。これで同僚のディクソンに並んでリーグトップタイの4勝目。金子が投げれば負けなしとあり、「自分が投げる試合は絶対勝ちたい」とエースの自覚をのぞかせた。

 好調な打線については「守備で助けてもらって、先制点も取ってもらえて」と感謝しきり。共にお立ち台に立った殊勲打を放った宮崎に視線を向けると5回1死一、二塁で先制打を放った場面では「宮崎が打ってくれるんじゃないかと“ちょっと”だけ思っていた」とニヤリ。とっさに宮崎が「ちょっと!?」と叫び、軽妙な掛け合いで京セラドームにつめかけたオリックスファンを笑わせた。

 打のヒーローはその宮崎。第2打席で見逃し三振と、メヒアの大飛球をグラブに当てながら落としたプレー(記録は二塁打)に自ら触れ「取り返せるか分からなかったけど、何とか打ちたいと思っていた。死ぬ気で!」と先制適時二塁打を振り返った。

 「顔は濃いので、それ以外のところでも存在感を出していきたい」と本人は謙虚だが、1番打者に定着しつつあるキーマンに福良監督も「積極性がいい」とニンマリだ。

 インタビューの最後にファンとともに叫ぶチーム恒例のパフォーマンスでは、宮崎は「なんて言うんでしたっけ?」とあたふたする一幕も。金子に耳打ちされて、力強く「いただき!」と絶叫。顔だけでなくキャラも濃いトップバッターが好調打線をけん引している。

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2017年4月26日のニュース