キャンベル二ゴロデビューも 26日先発あるかも

[ 2017年4月26日 06:20 ]

セ・リーグ   阪神0―1DeNA ( 2017年4月25日    甲子園 )

<神・D>8回無死、代打・キャンベルは二塁ゴロに倒れる
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 阪神のキャンベルは8回、岩崎に代わる代打として初打席へ送り出された。3番手の三上との対決。3球続いた1―1からの外角スライダーをとらえ、快音は響かせた。投手の足元を鋭く襲いながら、マウンドで跳ねて不運にも二塁正面へ。結果的には二ゴロに終わった。

 「相手投手はどの球種でもカウントを取れていた。自分としては強く叩けた。でもあの場面だから、なんとか出塁したいと思っていたよ…」

 出遅れていた助っ人の代打コールに球場は沸いた。「たくさんのファンの前でプレーするのは楽しみさ」と意気込んでいても、「あれだけの声援でプレーすることはなかなかない。アメリカの大学フットボールのようだったよ」とあまりの大声援に驚きを隠せない様子だった。

 無念の離脱にも前を向き続けた。春季キャンプで左手首けんしょう炎を発症。当初は「開幕までに間に合わせたい」の見通しが予想以上に長引いた。「こんなに(時間が)かかると思っていなかった。でも、やっと戻ってこられた。自分のできることを全力でやって、チームの勝利に少しでも貢献できるようにがんばるよ」。ランニングメニューにも意欲的に取り組む熱心さは、今度こそ快音につながるはずだ。

 金本監督は「良い当たりをしてくれた」とし、今後の先発起用に関して「それはまあ、これから話し合いますけどね」と話した。4三振した中谷や不振の原口を考えれば、26日同戦(甲子園)で初先発する可能性もあり得そうだ。(巻木 周平)

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2017年4月26日のニュース