T―岡田がV弾!「完璧です」ロメロの穴埋めた

[ 2017年4月26日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5―4西武 ( 2017年4月25日    ほっともっとフィールド神戸 )

<オ・西>5回、1死、T−岡田が勝ち越し本塁打を放つ
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 主砲ロメロを欠いた手負いのオリックスの息を吹き返す強烈な一振りだった。4点差を追いつかれた直後の5回。T―岡田が2ボール1ストライクからの4球目、多和田の141キロを完璧に捉えた。放物線を描いた打球は右中間席へ着弾。楽天・ペゲーロに並ぶリーグトップタイ7号ソロは値千金の決勝弾だ。

 「完璧です。まだ始まったばかりで先のことは分からないですが、勢いづける一本、タイムリーを打っていきたい」

 初回2死一、二塁では外角スライダーを中前へ先制適時打、3回無死一塁では初球ストレートを左中間適時二塁打。8回に回ってきた4打席目で三塁打が出れば、サイクル安打達成―。「頭にはありましたが、先頭だったので塁に出ないと」。シュリッターのカットボールを捉えた飛球は左翼手・田代の好捕に阻まれ、球団では03年オーティズ以来7人目8度目の快挙こそ逃したが、今季2度目の猛打賞に、3打点で打線をけん引した。

 打線の核だったロメロが左膝大腿骨の骨挫傷で出場選手登録を抹消された。主砲の長期離脱という緊急事態を救った選手会長の仕事ぶりに福良監督も「良いところで、良くやってくれました」と最敬礼だ。

 同率2位だった西武との直接対決の初戦を制し、今季最多に並ぶ貯金6。T―岡田は「(ロメロの離脱は)大きい穴だと思うけど、今まで通り、みんなでつないでいく。全員で勝ちにこだわってやっていく」と力を込めた。背番号55が助っ人主砲の穴を埋める旗振り役だ。(湯澤 涼)

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2017年4月26日のニュース