阪神・秋山、無援護も堂々力投11K 圧巻19人連続アウト

[ 2017年4月26日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0―1DeNA ( 2017年4月25日    甲子園 )

<神・D>味方の反撃を信じて待つ?秋山
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 阪神・秋山拓巳投手(26)が25日のDeNA戦(甲子園)で自己初の2桁11奪三振の快投を演じながら無念の今季初黒星を喫した。初回に不運な形で先制されても、8回2死で降板するまで1失点。打線が初対戦だったドラフト1位左腕の浜口に6回まで無安打に抑えられるなど援護に恵まれない中、堂々の力投だった。

 聖地のスタンドから注がれる万雷の拍手と大歓声が果たした役割の大きさを物語っていた。だからこそ勝たせたかった…。無念の表情で秋山は名残惜しそうにマウンドを降りた。

 「(反省は)立ち上がりだけかなと。前に比べたら1点で止まるようになっている。イニングに関してはしっかり消化できたと思う」

 文句のつけようの無い投球だった。最速148キロを計測した直球をコーナーに投げ分け、変化球は低めに集めただけでなく、カーブを駆使して緩急も生きた。「梅野も前回と配球をガラッと変えてくれて気持ち良く、どんどん投げることができた」。今季初勝利ながら6回0/35失点だった12日の対戦での反省を踏まえ、左打者を並べたDeNA打線を圧倒した。

 本来はゴロを打たせて凡打の山を築く右腕が序盤からハイペースに「K」を重ねて8年目で自己初の2桁11奪三振をマーク。“キャリアハイ”の快投で唯一、悔やまれたのが結果的に決勝点になった初回の失点だった。

 先頭打者の桑原を出塁させた安打は中前へポトリと落ちた打球で、バットは折っていた。2死三塁から筒香にカーブを捉えられた一打も当たりは鋭くても一塁正面。中谷を強襲する形で右前適時打となり、不運な側面もあった。失点しても引きずらないのが8年目の成長だ。次打者のロペスから7回まで打者19人連続でアウト。圧巻の立ち直りを見せただけに悔しさもこみ上げた。

 「先頭のヒットもポテンだったけど、続けざまにヒットになってる。そういうところを減らしていけるように。(8回も)先頭のヒットが(代打で)左を出してくるところに回してしまってる。先頭を抑えればイニングを投げきることもできた」

 8回は先頭打者のエリアンに許した右前打から2死二塁を背負って無念の降板。この時点で白星が付く可能性は消えた。それでも誰も責めることはしない。金本監督も「もう完璧です」と最大限の賛辞を一言に込めた。

 開幕から4度の登板で3度のクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を達成し、3試合連続で無四球。安定感は投手陣随一だ。26日は26回目の誕生日。思い描いた前祝いの白星には届かなくても、まだまだ伸びしろはある。(遠藤 礼)

 ≪秋山初の2桁K≫秋山(神)が自身初の2桁となる11奪三振。昨季9月16日DeNA戦(甲子園)ほか、過去3度あった7奪三振を4個上回った。また7回2/3の投球イニングは、プロ初完封の10年9月12日、ヤクルト戦(甲子園)の9回に次いで2番目の長さとなった。

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