広島・堂林 初の元日始動へ 勝負の8年目、無休トレ

[ 2016年12月22日 05:30 ]

広島の堂林
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 広島・堂林翔太内野手(25)が21日、「勝負」と位置づける来季に向け、1月1日から自主トレを始める決意を明かした。

 元日始動がプロ8年目で初なら、広島で年末年始を過ごすのも初。好感触を得るフォーム固めと体力強化を主に無休で汗を流す構えだ。

 「いい感覚をキープできている。もちろん、元旦から動くつもりです」

 9月末に意を決し、新井への弟子入りを志願。今オフは、午前中にマツダで打ち込むなどして技術を磨くと、午後にはベテランも通う広島市内のトレーニングジムで強化運動に取り組む。一連の練習終了後には必ず、鏡の前で50回程度スイングするのが日課だ。

 「今はスイングを大事にしている。ダラダラやらず、1回1回を集中して。新井さんにも会えば見てもらっています」

 チェックポイントはトップの位置。「体の中に(バットのヘッドが)隠れないように」。ギリギリまで球を引きつけ、一気に爆発させる。その姿態はまるで新井だ。「そこまで意識していないけど、似ているとよく言われる」のもうなずける。

 リーグ連覇が懸かる来季。首脳陣は堂林への期待感を隠さない。緒方監督が「新戦力としてチーム内競争に顔を出してほしい」と言えば、石井打撃コーチも野間と堂林をキーマンに指名し、「2人がどう食い込んでくるか楽しみ」と語った。

 「来季が本当の勝負になると思います」

 再び脚光を浴びるか否か…の分岐点。一念発起した堂林に注目だ。 (江尾 卓也)

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2016年12月22日のニュース