西武 謎の助っ投右腕獲得 日本で8カ国目“かなりハングリー”

[ 2016年12月22日 05:30 ]

 オフの補強は「謎の助っ人」で総仕上げだ。西武は21日、ドジャース傘下マイナーから新外国人としてアレクシス・キャンデラリオ投手(34)を獲得したと発表した。

 年俸2500万円プラス出来高払いで、背番号は68。ドミニカ共和国出身の右腕は、過去にパナマ、ニカラグア、ベネズエラ、ドミニカ共和国、イタリア、メキシコ、米国のチームに所属し、日本で8カ国目。メジャー経験はなく、ベールに包まれた経歴に、鈴木葉留彦球団本部長も「ミステリアスな選手だが楽しみにしている」と明かした。

 今季はイタリアの国内リーグ、米独立リーグを経て、7月から所属したメキシカンリーグでは先発で3勝1敗、防御率2.26。9月に再び米独立リーグに復帰し、11月末にド軍とマイナー契約を結び、ドミニカ共和国のウインターリーグでの投球が西武の国際担当の目に留まった。移籍を繰り返す理由は不明だが、150キロ弱の直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜる先発タイプであることは間違いない。

 球団幹部は「経歴は謎でよく分からないことも多いけど、かなりハングリーらしい」と掘り出し物であることを期待した。 (重光 晋太郎)

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2016年12月22日のニュース