原、中畑氏ら殿堂入り候補に 猶予中の清原氏は外れる 来年1月決定

[ 2016年11月30日 17:00 ]

殿堂入り候補に加わった巨人の原辰徳前監督
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 野球殿堂博物館は30日、来年の野球殿堂入りの競技者表彰候補者を発表した。候補者はプレーヤー表彰が16人、エキスパート表彰が14人の計30人。プレーヤー表彰では、日米通算で234セーブを挙げた小林雅英氏(42=ロッテ投手コーチ)、日米で活躍し、2度のワールドシリーズ制覇も果たした田口壮氏(47=現オリックス2軍監督)、主に横浜(現DeNA)で活躍した佐伯貴弘氏(46)、西武、巨人でプレーした豊田清氏(45=現巨人投手コーチ)の4人が新候補者入りした。

 エキスパート表彰では、巨人の監督を12年務め、7度のリーグ優勝と3度の日本一を果たした原辰徳氏(58)、DeNA前監督の中畑清氏(62=本紙評論家)、新井宏昌氏(64)、郭源治氏(60)、山下大輔氏(64)の5人が新たに候補者入りした。

 また、覚醒剤取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予中の清原和博氏(49)は候補者から外れた。覚醒剤使用という反社会的な行為はスポーツマンシップ反すると判断、競技者表彰委員会の幹事会で全会一致で決まった。

 ▽野球殿堂 1959年に創設。競技者表彰は、08年から、現役引退後5年以上経過した人で候補入りしてから15年間が選考対象となるプレーヤー表彰と、現役以外の監督やコーチ、または選手引退後21年以上経過した人が対象となるエキスパート表彰に分かれた。プレーヤーは野球報道経験15年以上の新聞・通信、放送の記者(約300人)、エキスパートは競技者表彰で殿堂入りした野球人(約30人)と競技者表彰委員会幹事と野球報道経験30年以上の委員(約70人)が投票。いずれも有効投票数の75%以上の得票で選出。

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2016年11月30日のニュース