張本氏、イチローに大あっぱれ!過去の29人より価値ある数字

[ 2016年8月9日 07:55 ]

<ロッキーズ・マーリンズ>7回1死、イチローは右越え三塁打を放つ
Photo By スポニチ

ナ・リーグ マーリンズ10―7ロッキーズ

(8月7日 デンバー)
 マーリンズのイチローは27歳で海を渡り、文化や環境などが違う異国で3000安打を成し遂げた。まさに大あっぱれ。歴史あるメジャーの世界で過去に達成した29人よりも、価値のある数字だと思う。

 仮にイチローが高卒後、18歳でメジャー入りしていれば5000安打は打っていたのではないか。イチローを家庭でサポートしてきた弓子夫人にも「あっぱれ」をあげたいね。

 私自身も3085安打を打ったが、東映に入団した1959年、すでに川上哲治さん(元巨人監督)が通算2000安打を達成していた。「気の遠くなるような数字だな」と思った記憶がある。私は、3000安打へ向けては2500本を超えたあたりから「ひょっとしたら…」と考えるようになった。数字を突き詰めて、追いかけて…。そんな選手は、今の日本球界にはあまりいないかもしれない。 (スポニチ本紙評論家)

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月9日のニュース