Aロッド イチローに最大級賛辞「米国野球界の遺産」

[ 2016年8月9日 05:30 ]

今季中の現役引退を表明したA・ロドリゲス(AP)

ナ・リーグ マーリンズ10―7ロッキーズ

(8月7日 デンバー)
 マーリンズ・イチローが偉業を達成した日に現役引退を表明したヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手(41)も元同僚を祝福した。

 昨年6月、29人目として一足先に「3000 CLUB」に名を連ねた“先輩”は「彼に連絡を取ろうと思っているよ」と笑み。自身は18歳でメジャーデビューしただけに、27歳からの達成に「米国野球界の遺産。18歳で来ていたらどれだけ打っていたか。一生で一人会えるかどうかの才能」と感嘆し「友人としても尊敬する人物。家族と野球の両方を大事にしている」と続けた。

 94~00年に在籍したマリナーズでは01年入団のイチローとすれ違いだったが、オリックス時代の99年に春季キャンプに参加した際に交流。当時の印象は「今のように、大リーグに大きな影響を与える存在になるとは思いもしなかった。スターになるということさえね」と明かす。しかし、12、13年にヤ軍で一緒にプレーした際には自身のお手本に。「ルーティンをもの凄く大事にしている。40打数20安打だろうが0安打だろうが、いつも一緒。学ぶことは多かったよ」と振り返った。

 似ている打者にはウェード・ボッグスとトニー・グウィンを挙げ「狙えば右翼席上段に25球連続で本塁打を打つことができるが、試合が始まればそういうマジックを見せることなく、4安打することに徹している」。三拍子そろった背番号51に「3000安打という数字は肩の強さや走塁の素晴らしさまでを示すものではないけど、彼は全てを持ち合わせている」と最大級の賛辞を贈った。

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2016年8月9日のニュース