熊本・弓削キング 完封リレーで初戦突破 荒牧→星子の盤石継投

[ 2016年8月9日 05:30 ]

完封リレーを飾った弓削キング(熊本)の先発・荒牧(右)と2番手・星子

高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第1日・1回戦 弓削キング(熊本)2―0綾部ファイターズA(京都)

(8月8日)
 神宮球場など、東京都内の計7球場で開幕。1回戦19試合が行われた。初出場で16強入りした昨年大会以上の成績を目指す弓削キング(熊本)は、接戦を制して初戦を突破。熊谷グリーンタウン(埼玉)なども2回戦に進出した。9日は、5球場で2回戦16試合が行われる。

 開幕試合を制した瞬間、ナインだけでなく熊本市内からバス3台でかけつけたスタンドの大応援団も、歓喜に包まれた。先発した荒牧―星子主将の完封リレーに、堀川健作監督は「2人の継投は予定通り。よく投げてくれました」と笑顔で振り返った。

 4月の熊本地震で練習場所にしていた弓削小は避難所となり、グラウンドの使用再開は5月の連休明けから。避難所生活をする部員はいなかったが、堀川監督は「鹿児島、福岡のチームから、物資やボールの支援を頂いた。それに少しでも応えられた」と感謝を忘れなかった。2年連続の16強入りをかけて挑む9日の2回戦は、昨年覇者が相手。2安打2打点と投打でチームをけん引した星子は「去年は2勝したが、今年は優勝が目標」と目を輝かせた。

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2016年8月9日のニュース