中京 猛打12点大勝 北川満弾、吉位は大会1500号

[ 2016年8月9日 05:30 ]

第98回全国高校野球選手権第2日・1回戦 中京12―4大分

(8月8日 甲子園)
 詰まりながらも打球は右翼席に届いた。中京(岐阜)の北川が4回、史上42本目の満塁弾。14年夏に敦賀気比・御簗(おやな)が準決勝の大阪桐蔭戦でマークして以来、2年ぶりだ。

 「小細工せず思い切り振るだけ」と内角直球を豪快に引っ張った。

 地道な体づくりが強打の源だ。毎食1キロの米を平らげ、打撃練習の合間にはダンベル上げをこなす。ひと冬で10キロ近く増量した。4安打6打点の活躍で12得点の打線を引っ張った北川は「6打点も公式戦の満塁本塁打も初めて。うれしいです」と笑みをこぼした。

 8回には吉位が大会通算1500号となる2ラン。「びっくり。自分なんかが名前を残していいのかな」と苦笑いを浮かべた。こちらは夕食に白飯を1キロ食べ、昨年から体重は約7キロ増量。14年ぶりの夏は強打の看板にふさわしいスタートを切った。

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2016年8月9日のニュース