中日・森監督代行 サヨナラ発進も「いつも打ってくれれば簡単なのに」

[ 2016年8月9日 21:33 ]

<中・ヤ>7回2死一、二塁、吉見の代打・福田を告げる森監督代行

セ・リーグ 中日2―1ヤクルト

(8月9日 ナゴヤD)
 成績不振で谷繁元信監督(45)の休養が発表されたこの日、中日が“悩める4番”ビシエドの決勝打で延長10回サヨナラ勝ちした。

 1―1の延長10回2死二塁で、5番手・平井から左翼フェンスを直撃する火の出るような一打。4打数無安打で迎えた最終5打席目でようやく仕事をした。

 監督代行を務める森繁和ヘッドコーチ(61)は「いつも打ってくれれば簡単なのにね。これまでもビシエドさえ打ってくれれば、もっと早くこういう試合ができた。前監督だけの問題だけじゃないじゃない」と白星にも表情は硬いままだった。

 森監督代行はこの日が初采配。「12時半ぐらいに(谷繁監督休養の)話を聞いた時、任された以上、オレは全うしようと思った。その分、みんなが責任感じてやり抜いて前監督に報告されればいい」とし、「選手には先のことは考えず、この1打席、この1球を大事にやってもらいたい」と話した。

 谷繁監督を支えてきた佐伯貴弘守備コーチ(46)も休養し、2軍の辻発彦野手総合兼内野守備コーチが1軍の作戦兼守備コーチに、2軍の早川和夫守備コーチが1軍の守備コーチに配置転換された。

 チームは105試合を終え44勝58敗3分け。48年ぶりの8カード連続負けこし中で、5位ヤクルトとゲーム差なしの最下位に低迷している。

続きを表示

2016年8月9日のニュース