アットリー ファンから死の脅迫受けていた 昨季の危険走塁が発端

[ 2016年5月27日 11:58 ]

ドジャースのアットリー(下)はメッツのテハダと二塁ベース付近で接触する (AP)

 NBCスポーツなど米国の複数メディアは26日、ドジャースのチェース・アットリー内野手(37)が、昨季のプレーオフで見せた危険なスライディングが発端となり、ファンから死の脅迫を受けていたと報じた。

 アットリーは昨季のメッツとの地区シリーズにおいて、二塁へ併殺崩しのスライディングを見せたが、激しい衝突のために、遊撃手のテハダ(現カージナルス)が右足骨折の大ケガを負った。この結果、テハダはその後の試合の欠場を余儀なくされたが、これに怒った一部のメッツファンが試合後にアットリーとその家族に対して殺すと脅しをかけたという。

 この一件はドジャースの本拠地で行われた第2戦に起こったが、第3、4戦のニューヨークへの遠征時、アットリーは自身と家族を守るためにチームとは別のホテルに宿泊する必要があったとのこと。ドジャースは27日からそのニューヨークでメッツとの3連戦を予定しており、いまだに遺恨を残していないか懸念される。

 今季、すでにロサンゼルスで両軍は顔を合わせており、9日から行われた4連戦でメッツがアットリーへ報復するような動きは見せていない。ファンも同様な振る舞いでドジャースを迎えて欲しいと願うばかりだ。

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