由伸巨人 5連敗ついに貯金0 11泊遠征1勝7敗で同率3位転落

[ 2016年5月27日 05:30 ]

<広・巨>ベンチで渋い表情の高橋監督

セ・リーグ 巨人2―3広島

(5月26日 マツダ)
 巨人は今季初の5連敗で同率ながら3位転落。それでも高橋監督は、努めて前向きに話した。

 「粘って何とかもう一歩というところまでゲームはできた。何とか東京に帰って流れが変わってくれれば」

 ルーキー重信が2本の三塁打でともに得点につなげた。初回1死走者なしからは先制点の口火となる左中間三塁打。6回1死走者なしから左越え三塁打し、1死二、三塁からクルーズの浅い左直に快足を飛ばし一時は同点のホームを踏んだ。巨人新人の1試合2三塁打は68年高田繁以来。「積極的にいこうと、キャンプから変わりなくやっている」。20日の1軍昇格から先発6戦連続先発出場で3試合でマルチ安打をマーク。高橋監督は「失うものは何もないので、どんどんいいところを出してくれれば」と期待した。ただ、打線全体は5安打で2点だけ。16日からの11泊12日の遠征は8戦で計13得点。1試合平均1・6得点で1勝7敗に終わった。

 最大7あった貯金はついにゼロ。高橋監督は打開策について「やるも何も最終的にやるのは選手ですからね」と奮起を待つ姿勢を示した。 (春川 英樹)

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